もくじ
年末バブルがきていて株価は上昇中、今割安のETFはこれ。
年末アノマリーで株価は全体的上昇しています。
特に米国株、インド株などは伸びている印象です。 逆に伸びていないのは中国株、香港株などです。
日経平均株価に関しては12月に入り下落傾向にありますが、これは円高の影響によるもので、もしかすると来年以降、世界各国で利下げが始まれば、日本株は停滞するかもしれません。
しかし、ここにきて日銀は利上げをほのめかす動きも出てきており、まもなく新NISAも始まる為、この影響がどのように出てくるのかも楽しみなところではあります。
ただ、冒頭で挙げた米国株、インド株などは既に高値圏にきており、個人的にはちょっと大きくは買いにくいとは思っています。
そこで本日はまだ割安で今後上昇が期待できるおすすめのETFを1つご紹介いたします。
なぜ、多くの人間がアメリカの株で積立投資をするのか?
なぜ多くの方がアメリカ株で積立投資をするのでしょうか?
それは単純に株価が上昇トレンドでずっと値上がり傾向にあるからです。
そして、投資するにもただ単に毎月一定額を積立すれば良いだけですから、簡単で管理がしやすいのと、楽だからです。
トレードングビューのチャートでは1871年から株価は上昇し続けています。
このトレンドがいつ終わるかは誰にも分かりませんが、今後もアメリカ中心に経済が成長し続ければ当然値上がりし続けることになります。
このトレンドに乗る方が簡単ですし、勝つ可能性も高い為、ドルコスト均等法を使い、多くの方が積み立て投資を行なっているのです。
では、どれぐらいのリターンが見込めるのか?
では、S&Pに投資をし続けた場合、どれぐらいのリターンが見込めるのか? 直近10年の結果は下記の通りです。
S&P500の直近10年間の年間平均リターン | |
---|---|
2012年 | 16.0% |
2013年 | 32.4% |
2014年 | 13.7% |
2015年 | 1.4% |
2016年 | 12.0% |
2017年 | 21.8% |
2018年 | -4.4% |
2019年 | 31.5% |
2020年 | 18.4% |
2021年 | 28.7% |
平均 | 14.7% |
平均リターン:8.02%
平均リターン:9.84%
しかし、いい時もあれば悪い時もあることを忘れてはいけない
但し、注意しなくてはいけないのは当然、パフォーマンスの良い年もありますし、パフォーマンスの悪い年もあるということです。 2022年は金利が上昇したことを背景に-18.1%と下落しています。
また、2001年のドットコムバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年コロナショックなどでは株価は上がるどころか暴落しています。
株価が暴落してから回復までに
ドッドコムバブル:約5年
リーマンショック:約4年
の歳月がかかっています。
ドッドコムバブルが崩壊して、その後リーマンショックが来ていますが、仮にドッドコムバブル崩壊前に投資を始めた場合はやっと株価が回復したと思った途端にリーマンショックでさらに多くの含み損を抱えてしまったわけです。
それでも辛抱強く投資をしていたとすると、トータルで10年近く含み損を抱えてわけですから、長期投資をするには忍耐が試されることがあることを忘れないようにしましょう。
またコロナショックですが、これは例外と言って良いでしょう。
世界各国で大規模なばら撒きがあった他、株価を支えるような政策が行われた結果、5ヶ月というスピードで株価はV字回復して、V字回復どころか大きく上昇しています。
当然、積立投資をしていく上でこの期間は含み損を余儀なくされますから、忍耐力が試されます。
もちろん、積立NISAも同様です。
日本の投資信託で面白いデータがあり、金融庁が銀行29行を調査したところ
・2018年3月時点で投
というものがあり、長期で投資をする予定が途中で何かしらの理由で挫折をしてしまい、投資をやめてしまうわけです。
この傾向は日本人だけではなく、投資に強いと言われているアメリカ人でも平均保有期間は3年未満なのです。
このような紆余曲折ががあることを頭に入れて投資を行なっていかなくては行けません。
積立投資は60代:遅い、50代:ちょっと遅い
このような理由から積立投資に関してだけいうと、
60代:遅い
50代:ちょっと遅い
という結果になってくると思います。
60代で積立投資を始めたとしても、30、40代の方に比べて積立金額が少なくなりますし、先ほどのドットコムバブルからリーマンショックの時のように10年間ほど株価が上がらない状態を迎えると非常にきついからです。
ですので、積立投資を始めるのであれば3、40代がベスト。
50代、60代が積立投資を始めるには時代にあった比較的短期で利益の狙える投資をするのがおすすめです。
これからだと、これから半減期を迎える仮想通貨やグローバルサウスなど株の短期で利益が狙える株や個別株などに投資を行うのがよさそうです。
2020年代後半はグローバルサウスがチャンスと言われている
ご存知の方も多いと思いますが、2020年代後半はグローバルサウスがチャンスと言われています。(もちろんアメリカの金融政策に左右されますが。)
その影響を受けてインド株が現在上昇中。
しかし、インド株は既に高値圏でなかなか手を出しやすい状態ではありません。
まずは先ほど挙げたアメリカ株とインド株のチャートを見ていきたいと思います。
【VTI】
VTI(Vanguard Total Stock Market ETF )とはアメリカのバンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」のことです。
非常に人気のETFで米国株式市場の4,000銘柄以上をカバーしており、VTIだけで米国株に幅広く分散投資することができます。
こちらの画像は月足となりますが、チャートを見る限り高値圏で推移しており、できれば下がって来てから買いたいところです。
【EPI】
EPI(WisdomTree India Earnings Fund)は、大型株だけでなく、何百もの比較的小さなインド企業にも投資できるファンドです。
このチャートも月足となりますが、現在高値を更新してこちらも非常に買いにくいチャートとなっています。
長期投資の原則は安値で買って高く売るですから、両方のチャートを見る限り現在は高値を更新中ですから、押し目をつけるまで買いにくい状況であることは間違いありません。
それでも投資をしたいという場合は現金比率に余裕を持たせて、投資を行うのが良いでしょう。
例えば、積立金額を毎月10万円と設定した場合は半分を投資して、あとは証券会社に残しておく、3分の1を投資して残りを証券会社に残しておくなどです。
僕であれば、今は買わないという選択肢か積立予定額の2割ぐらいにしておくと思います。
とにかく、今は押し目をつけるまで現金の比率を高めてチャンスを待つのが最も合理的だと思います。
出遅れているものを狙う
先ほど2020年代はグローバルサウスの時代とお話しましたが、グローバルサウスでも出遅れているものが結構あります。
特に僕が目をつけていて、中期的(向こう2、3年、長くて4、5年)上昇するのではないかと見ているのがこちらになります。
【FM】
FM(iShares MSCI Frontier and Select EM ETF)はフロンティア市場の株式と厳選された新興市場株式に投資する。
- アジア
- ベトナム・フィリピン・パキスタン・バングラディシュ・スリランカ
- アフリカ
- エジプト・モロッコ・コートジボワール・セネガル・ケニア・チュニジア
- 中東
- レベノン・オマーン・クエート・ヨルダン・カタール・バーレーン
- 中南米
- コロンビア・アルゼンチン・ペルー
- 東欧
- エストニア・ウクライナ・ルーマニア・カザフスタン・スロベニア
【2023年8月時点】
ベトナム:34.9%
ルーマニア:8.73%
カザフスタン:8.69%
フィリピン:6.17%
と変化しています。
なぜこのETFが良いと思うのかというと
NIKEやAppleなどの大企業が中国から工場を移している
2023年第1四半期で3.28%、第2四半期で4.14%の成長
出遅れている分伸びしろがある
ということです。
特に仮想通貨などでもそうですが、まずはビットコインにお金が入ってきて、その影響を受けてアルトコインが上昇する場合がほとんどです。
ですので、インドを中心としたグローバルサウスにはインド株が伸びていることを考えるとこれからベトナムなどにもお金が流れてくることが見込めます。
ですので、株価の値上がりが期待できるのです。
しかし、新興国市場は不安定な市場であり、アメリカのようにトレンドがいつまでも続くわけではありません。
その為、FMなどの新興国を中心としたETFに投資をする場合は中期(3年から長くても5年)ぐらいでみた方がいいでしょう。
いずれにしても、チャートは結果論で場合によってはアメリカ株の方がパフォーマンスが良い場合もありますので、ポートフォリオの1つに追加するなど工夫して、投資の判断を行なって頂ければと思います。
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